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自然林に囲まれた古道
二ツ鳥居(ふたつとりい)~大門(だいもん)

二ツ鳥居~大門マップ
二ツ鳥居~大門

三十一町石(国史跡)

丹生都比売神社から西へ800m行くと6.二ツ鳥居(ふたつとりい)への登山口にあたる八町坂に至ります。ここから急坂をさらに800m上ると、右に百二十町石、左に二ツ鳥居が見えてきます。
八町坂に至る途中には7.西行堂(さいぎょうどう)などの史跡が点在しており、時間に余裕があれば左の地図を参考に訪ねてみたいものです。

峠の端に立つ二ツ鳥居の眼下には、丹生都比売神社と、天野の里が見えています。ここにも展望休憩所があるので、ひと休みするのもいいでしょう。

町石道は百二十町石から百十五町石までは下りが続きます。百十六町石のやや下方には白蛇明神を祭る8.垂迹岩(すいじゃくいわ)があります。
百十五町石まで歩くと前方に緑の草原が見えてきます。これはゴルフ場です。町石道はここから八十七町石あたりまで、その中を出たり入ったりしながら通過します。
途中、水田が見えてきますがここは神田の里で、かつて丹生都比売神社に米を献上する神田があったところもあり、9.応其池(おうごいけ)や10.神田地蔵堂(こうだじぞうどう)があります。

地蔵堂を過ぎると、それまで植林が中心であった景観が、照葉樹やアカマツに囲まれた爽快な自然林に変化してきます。さらに水田跡が残る八十五町石あたりからはせせらぎの音が聞こえてきます。ここから笠木峠までもうすぐです。

町石道の道中で最後の集落である矢立まではあと2km足らずに迫り、笠木峠を過ぎると町石道はほとんど下りとなります。七十八町石から七十九町石あたりの路面はすべりやすいので特に気をつけてください。

矢立に近づくにしたがって、それまで道中でほとんど耳にすることがなかった電車の音や車の音が聞こえてきます。町石道を下り切ると、国道480号との合流点の右手に六十町石があります。道路を横断し、民家と民家の間の舗装路を歩けばほどなく、五十九町石と六地蔵が見えてきます。

矢立から先、高野山までの間に人家は一軒もありません。いよいよ、聖域の始まりといってもいいでしょう。五十四町石付近にはかつての女人禁制の結界であったと思われる11.袈裟掛け石と押上石(けさがけいしとおしあげいし)があります。

四十町石手前で車道を横断すると、12.大門(だいもん)まで車と出会うこともありません。ちなみに三十九町石から三十七町石は、現在の町石道とややはずれて、車道沿いに立っています。三十四町石付近から山並みを眺めると、大門の屋根が遠くに見えてきます。旅人がその姿を映したほど光っていたという鏡石、昔の大門があった場所といわれる十一町石を過ぎれば、高野山まであと少しです。

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