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高野山の二大聖地を歩く
壇上伽藍(だんじょうがらん)~奥の院(おくのいん)

壇上伽藍~奥の院マップ
壇上伽藍~奥の院

奥の院の大杉林
(国史跡・県指定天然記念物)

大門から高野山の中心部に向け歩いていくと、左手に大きな杉や槙の林が見えます。西側の杉の木立に囲まれているのが13.壇上伽藍(だんじょうがらん)で、その東隣の高野槙に囲まれているのが高野山真言宗総本山15.金剛峯寺(こんごうぶじ)です。

壇上伽藍金堂手前の国道沿いに慈尊院側の一町石、弘法大師ゆかりの14.三鈷の松(さんこのまつ)、根本大塔下の愛染堂の前には奥の院側一町石があり、ここが霊場・高野山の中心であることを示しています。町石道はここから蛇腹道を経て金剛峯寺、さらに3km先の奥の院弘法大師御廟へと続きます。

高野山の街中の町石は、天災や火災などにより壊れたのか、当初のものは残っていません。しかし奥の院境内は大規模な災害にあまり遭遇しなかったため、鎌倉時代の建立当初の古い町石が残っています。
金剛峯寺から千手院橋の信号を渡ってしばらく、国道371号の看板を目印に右の方へ進むと、16.金剛三昧院(こんごうさんまいん)に至ります。

奥の院のほうに向かってさらに進んでみると、苅萱道心と石童丸の悲話で知られる苅萱堂が右に見えてきます。ほどなく道路はゆるやかな下り坂になって、二つに分岐します。どちらを歩いても奥の院に行けますが、町石にそってここは左側の旧道をそのまま歩くことにしましょう。

すると巨大な杉木立と白い橋「一の橋」が見えてきます。ここから弘法大師御廟まで続く全長2kmの参道の周囲一帯が奥の院の聖域です。参道の両側には高さ3~5mはある巨大な五輪塔が林立し、松平家や上杉家をはじめ、全国の大名の多くがこの境内に墓石を建立しています。そのかたわらには無名の庶民の墓や17.歌碑(かひ)なども点在し、奥の院の墓石の数は20万基とも40万基ともいわれています。燈籠堂の18.貧女の一燈(ひんにょのいっとう)は、貧富の差を乗り越えて高野山、しかも弘法大師のお膝元での供養を強く望んだ庶民の願いを今も受け継いでいます。

金剛界三十七尊に見立てられた町石は、壇上伽藍から弘法大師御廟の瑞垣内の三十六町石が最後となります。37基目は弘法大師御廟であるともいわれます。

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