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独立勢力が割拠した戦国時代の紀州

雑賀衆、根來衆、粉河衆

戦国屈指の鉄砲軍団を擁した雑賀衆をはじめとする紀州の国人衆は、時の中央勢力の軍門に下り、主従関係を結ぶことがなかった。また、有力な社寺は、根來衆や粉河衆といった自衛の兵をもち、中央勢力
の干渉を許さなかった。こうした独立勢力が割拠する戦国時代の紀州は「難治の地」といわれた。
諸説あるが、天正5年(1577)に織田信長、天正13年(1585)に羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が紀州攻めを敢行。紀州の勢力同士が争うこともあって、大きく力を削がれ、以後、中央勢力の体制の中に組み込まれていくことになる。

【本願寺鷺森別院
ほんがんじさぎのもりべついん
】雑賀衆ゆかりの地

浄土真宗本願寺派の別院。文明18年(1486)に第8代蓮如上人が紀伊国冷水浦(海南市)に下向され、本願寺の教勢は飛躍的に拡大。黒江、御坊山と寺基を移転。永禄6年(1563)に移した雑賀荘宇治郷鷺森の「雑賀御坊」が、現在の鷺森別院である。この地は雑賀門徒の拠点であり、熱心な護持崇敬を受けたという。和歌山市内に数ヵ所ある雑賀衆ゆかりの地の一つ。

鷺森別院の宝物である「顕如上人消息」。
各地の門徒に大坂退去と鷺森本願寺の成立を知らせ、参詣を促した同上人の手紙。

信長との11年間の戦いの後、大坂本願寺を退去した顕如上人が、3年間本願寺を移した鷺森別院。

所在地:和歌山市鷺ノ森1
TEL:073-422-4677
時間:9:00~16:30、土日祝日9:00~12:00
交通:南海和歌山市駅から徒歩約10分

【根來寺
ねごろじ
】国宝が厳かにたたずむ名刹


文政10年(1827)に再建された本堂・大伝法堂内、重要文化財の本尊三尊像が鎮座

開山約900年。高野山の学僧でもあった覚鑁(かくばん)上人が教学復興の拠点として開創。中世には、300~400もの僧坊が建つ巨大寺院群となり宗教学問都市として発展。天正13年(1585)、秀吉の紀州攻めで2、3の堂塔を残し焼失。その後、徳川家の庇護を受けて再興。秋の紅葉、春の桜、初夏はハスと自然美も見事。

日本最大の木造大塔であり国宝に指定。

紀州攻めの焼き打ちから残った、重要文化財の大師堂。真言宗の開祖、弘法大師像が本尊として祀られている。

所在地:岩出市根来2286
TEL:0736-62-1144
開門時間:9:10~16:00、4~10月は16:30まで開門(入山時間) 料金:500円
交通:JR和歌山線「岩出駅」からバスで約10分「岩出図書館」または「根来寺」下車。
南海本線「樽井駅」、JR阪和線「和泉砂川駅」と「紀伊駅」からもバスあり

【西国第三番 粉河寺
こかわでら
】武将茶人・上田宗箇作による名庭

国指定重要文化財である本堂。重層入母屋造りの複合仏堂で、西国三十三所で最大級の堂

 宝亀元年(770)、大伴孔子古により開創。鎌倉時代の寺領は4万余石、境内地は東西南北とも4km余りと広大であった。天正13年(1585)に秀吉の兵乱に遭い、多数の寺宝が消失。後の徳川の時代に、藩主頼宣の助力で再興したという。「粉河寺庭園」は国指定の名勝。観音信仰の要地として、全国的に知られている。

戦国武将で茶人でもあった上田宗箇の作と伝えられている粉河寺庭園。

鎌倉時代初めの作と伝えられる千手千眼観世音菩薩。本堂で拝観できる。

所在地:紀の川市粉河2787
TEL:0736-73-4830
時間:8:00~17:00 料金:400円
交通:JR和歌山線「粉河駅」から徒歩で約15分

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