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那智山青岸渡寺 住職 高木亮享

伊勢と熊野三山(本宮、新宮、那智)は深い信仰で結ばれています。東国の人はお伊勢さんをお参りして熊野三山を参拝され、その後、那智山を一番にして西国観音霊場を巡礼され、満願して家に帰られました。熊野三山は歴史、文化、自然に恵まれ、吉野熊野国立公園で、「紀伊山地の霊場と参詣道」が平成十六年に世界遺産に登録されました。

永延2年(988)に御幸された花山法皇が、西国三十三ヶ所第一番札所として定めたとされています。天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建した本堂は、桃山時代の特徴を色濃く残しています。

熊野三山 那智山青岸渡寺
  1. 三重の塔と那智大滝
    本堂後方にある朱色の三重塔は、滝との調和が美しく人気のフォトスポットとなっています。
  2. 如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)
    仁徳天皇の時代、天竺(インド)から那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけた本尊として安置したと伝えられています。
  3. 金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)
    金剛界成身会三耶形といい、『金経門縁起』によると沙門行誉が大治五年(1130)に那智の浄土に再生することを願って埋納したもので、立体曼荼羅において他に類例がないといわれます。
  4. 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
    浜の宮王子に隣接し、神仏習合の信仰形態を色濃く残しています。生きながらにして南海の彼方にあると信じられていた観音浄土を目指す補陀洛渡海の出発点だったことで知られる寺。
  5. 妙法山 阿弥陀寺(みょうほうざん あみだじ)
    那智三峰のひとつ妙法山の山頂にあり、弘法大師ゆかりの寺。その妙法山からの展望はすばらしく、熊野灘を一望できます。
  6. 勝浦漁港(マグロ)
    生マグロの水揚げ高日本一の漁港。早朝にはマグロがたくさん並び”セリ市”の光景を見学することができます。付近にはそのマグロを味わえる飲食店も多数あります。