わかやま記紀の旅 神のお告げに従って海を渡った勇猛な皇后

日本初の肖像画紙幣にも登場! 夫である仲哀[ちゅうあい]天皇の崩御後も、我が子誉田別命[ほむたわけのみこと]が応神[おうじん]天皇として即位するまで、政治の安定に尽力した強き母の物語。

第4代仲哀天皇が狩りをするため、紀伊国の徳勒津宮[ところつのみや]に滞在中のこと。九州南部に住む土着の部族・熊襲[くまそ]が反乱を起こしたとの知らせが入り、仲哀天皇は急ぎ平定に向かいます。穴門[あなと](山口県西部)で気長足姫尊[おきながたらしひめのみこと]こと神功[じんぐう]皇后と合流。一行は橿日宮[かしいのみや](福岡県)に到着するのですが、そこで仲哀天皇に神から「熊襲にこだわる必要はない。西の方に金銀財宝があふれる国(新羅)がある。私を祀れば武力なしで従うであろう」とお告げがありました。しかし、仲哀天皇は「西にあるのは国ではない。海ばかりだ」と神の言葉を疑った結果、仲哀天皇は崩御されてしまいました。
仲哀天皇の穢れを除くために神功皇后は儀式を行い、再度、神の声を問いました。「西の国を従わせるための手段や、この国(日本)を統べるのは腹の中の御子である」などのお告げを聞いた神功皇后は、身重にもかかわらず、御子が産まれないようにとお腹に石を巻いて西の国に遠征し、お告げのおかげで成功へと導くことができました。
その後、大和国(奈良県)への帰路の途中で誉田別命(のちの応神天皇)を出産しましたが、妊娠期間はなんと15カ月であったといわれます。
誉田別命の存在を快く思わなかったのが、仲哀天皇の皇子であり、神功皇后とは別の女性から生まれた麛坂王[かごさかのみこ]と忍熊王[おしくまのみこ]でした。2人は誉田別命と皇位を巡り、神功皇后に対して反乱を起こします。

神功皇后は、誉田別命と一度離れたのち、難波宮を経由して日高(和歌山県日高郡美浜町)で誉田別命と再び合流します。そこで臣下と協議の末、麛坂王と忍熊王を討つことにし、神功皇后はさらに小竹宮[しののみや]に遷ります。ところが突然、昼間であるにもかかわらず、あたりが真っ暗闇に。神功皇后が紀伊国の豪族・紀伊国造[きいのくにのみやつこ]の祖先である豊耳[とよみみ]に理由を尋ねたところ、小竹神社(現在の小竹八幡神社)と天野神社(現在の丹生都比売[にうつひめ]神社)の神職を合葬したことが原因だと判明。そこで2人の神職をあらためて別々に葬ったところ、太陽の輝きが戻ったのでした。
さて、反乱を企てた麛坂王と忍熊王はその後どうなったのでしょう? 麛坂王は戦の吉凶を神に問うための狩りの最中に猪に襲われて絶命、忍熊王だけで戦を起こすのですが、神功皇后の策により忍熊王は追い詰められた末、自害したのでした。
このような活躍から勇敢なイメージのある神功皇后ですが、誉田別命を出産後、神功皇后自ら政治を安定させたことなどにより、明治時代までは一部史書で神功皇后を天皇と位置付けるものもみられました。また、肖像はお札(政府紙幣)にも採用されていました。

[和歌山市][かつらぎ町][御坊市]勇ましき神功皇后が 御子と上陸した地

弘法大師に高野山を授けた女神の社

神功皇后が葬り直した(P20参照)もうひとりは当社の神職、天野祝[あまのはふり]。神功皇后の御子である応神天皇より、紀伊山地の北西部一帯が寄進され社殿が作られた。その後、その神領地の一部が弘法大師空海に授けられたことにより、真言密教の守護神として僧侶からも広く崇敬を受けるようになった。

TEL:0736-26-0102
住所:かつらぎ町上天野230
参拝自由
駐車場:50台

小竹八幡[しのはちまん]神社

小竹八幡神社

神功皇后を支えた武内宿禰も祀る

忍熊王との戦の際、神功皇后が葬り直したうちのひとりは、当社の神職だった小竹祝[しののはふり]だったといわれ、武内宿禰[たけのうちのすくね]を祀る宿禰神社もある。かつては別の場所に鎮座していたが、延宝6年(1678)に、紀州徳川家初代藩主の頼宣公の別邸があった現在の場所に遷った。

★スタンプ設置ポイント
TEL:0738-22-0089
住所:御坊市薗642
参拝自由
駐車場:境内に数台駐車可能
※祭礼時およびイベント時には駐車できない場合あり

古事記にゆかりの深い神社

新羅からの帰路、嵐に遭った神功皇后は、御神託によって無事紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島に上陸できた。お礼に神功皇后は宝物を納めた小さな社を島に建立。その後、神功皇后の子孫である仁徳[にんとく]天皇が、現地に社を遷したのが由来。ほかにも「国生み」や「オオクニヌシの国造り」など、古事記に何度も登場する。

TEL:073-459-0043
住所:和歌山市加太116
時間:9〜17時
無休
駐車場:15台(最初の30分無料)

衣奈八幡[えなはちまん]神社

衣奈八幡神社

神功皇后休息の地

忍熊王と戦うために日高まで来た神功皇后は、まず息子の誉田別命を上陸させ、自身は迂回して上陸しました。その時、地元の豪族に案内されて休息を取った場所が神社のある衣奈の地。地名の由来は誉田別命の胞衣[えな](胎盤など)をここに埋葬したからといわれており、境内には胞衣塚があります。

TEL:0738-66-0168
住所:由良町衣奈669
参拝自由
駐車場:3台

スタンプ設置ポイント周辺のおすすめスポット

紀州鉄道

紀州鉄道

ローカル鉄道ファンに人気

御坊駅から西御坊駅まで、運行距離がわずか2.7㎞、乗車時間は約8分という日本最短のローカル鉄道。速度が少しゆっくりで車窓から田園風景などがのんびり眺められると、全国の鉄道ファンに愛されている。西御坊駅の佇まいも風情たっぷり。

TEL:0738-23-0001(紀伊御坊駅)
住所:御坊市薗275

くらしの道具とお茶 なずな

くらしの道具とお茶 なずな

おだやかな時間が流れる

オーナーが全国から集めた、毎日使いたくなる器や調理器具が並ぶ、煙樹ヶ浜近くの小さな雑貨店。カフェスペースもあり、ハンドドリップコーヒーや紅茶が楽しめる。

TEL:0738-24-3809
住所:美浜町和田1138-72
時間:10時30分〜16時(土・日曜、祝日は〜17時)
定休日:月曜、日曜・祝日不定休
駐車場:2台

ramen BIRDMAN

ramen BIRDMAN

女性に人気のラーメン店

濃厚なのに臭みがなく、上品な口当たりのラーメンが女性に支持されている。なかでも鶏白湯ベースで醤油味の濃厚鶏soba(800円)は、樽仕込みの湯浅醤油のコクが絶品!

TEL:0738-24-1013
住所:御坊市薗350-22
時間:11時〜14時30分、17〜23時(日曜は〜21時)
※月・木曜の夜はつけ麺専門
定休日:火曜
駐車場:2台

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