観光情報誌「紀州浪漫」2021年 春号 Vol.76

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光輝き、花薫る。春めぐる自転車旅 豊かな自然と奥深い歴史や文化を誇る和歌山県は、近年“海・山・川”のサイクリングロードが整備され、気軽にアクティブな体験ができると注目を集めている。やわらかな陽光の中、自由気ままに風を感じながら体を動かせば気分は爽快。日本遺産の町である湯浅町や広川町で、受け継がれていく文化や古人の想いに心を寄せ、ゆったりとした時間を楽しむポタリング。新種の「クマノザクラ」が咲く古座川町で、美しい桜と地球の息吹を感じる神秘的な大地に心打たれる絶景ライド。春の訪れに心躍る、和歌山ならではの自転車旅に繰り出そう。



【春巡る自転車旅】 日本遺産の町「湯浅」「広川」へ ~醤油の香りとノスタルジーが漂う町を行く(湯浅町)~ 平安時代から熊野詣の宿所としての役割を持ち、陸運・海運の要衝として栄えてきた湯浅町。昔ながらの醤油造りが今も受け継がれており、醤油醸造の発祥の地として日本遺産に認定されている。また、全国初の醤油の醸造町として選定されている重要伝統的建造物群保存地区は、どこを切り取っても絵になる趣あふれる街並み。歴史を感じる風景の中に、その地に根付いて生活を営む町の人々の中の温かさを感じることができるのもこの町の魅力だ。細い通りを自転車で散策したり、時には自転車を降りてしょうじこうじと呼ばれる路地を歩き、すれ違う人とあいさつを交わす。伝統と町の人に癒される、のんびりとした旅に出かけよう。



湯浅の古い町並み(重要伝統的建造物群保存地区) 古くは熊野古道の宿場町として栄えた湯浅。白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓など、醤油醸造の伝統を感じる町並みを眺めながら町歩きやサイクリングを。



【春巡る自転車旅】日本遺産の町「湯浅」「広川」へ ~「百世の安堵」先人の想いをたどる(広川町)~ 美しい自然に恵まれた広川町。安政元年、大地震が発生しこの地を津波が襲った。このとき、醤油醸造家の当主であった濱口梧陵は、田の稲むらに火を放ち村人を高台の廣八幡宮へ導いて多くの命を救ったという。この逸話と広川町の防災文化が、2018年、全国で初めて「防災遺産」として日本遺産に認定された。梧陵の記念館や堤防などがゆかりの地を巡れば、この町に受け継がれる防災への意識の強さを感じることができる。さわやかな潮風を感じながら、自然の脅威や先人たちが守り抜いた町の歴史に想いを馳せるサイクリング。この地の春の風物詩であるシロウオなど、海の幸をはじめとしたグルメとともにじっくりと楽しみたい。



【春巡る自転車旅】古座川サイクリング~クマノザクラが彩る神秘の地へ(古座川町)~ 2018年、古座川町で、国内では約100年ぶりとなる新種の桜「クマノザクラ」が発見された。昔から地元民の間では、“ちょっと変わった桜”としてその存在は知られていたが、森林研究・整備機構森林総合研究所がそのヤマザクラの調査を行ったところ新種だということが判明。このことが大きな話題となり、新たな桜の名所として注目を集めている。古座川では、林業において「桜は切るな」という言い伝えがあるほど、山に自生している桜を大切に扱ってきた。太古の昔からたたずむ神秘の大地と、長い年月、人の手に守られてきた桜が織りなす絶景を眺めながら、穏やかな風に包まれ、全身で春を感じるサイクリング。この季節にしか味わえない体験を満喫しよう。



【樹木医 矢倉寛之さん】 樹木医とは、病気になった樹木の診断や回復、病気の予防などに携わる専門家。「春の訪れを示すシンボルで、今も昔も見る人の心を癒してくれる桜。古座川町のクマノザクラの景観を守るため、保護・保全活動を続けていきます。」



【特別企画】パンダの赤ちゃん特集 祝!パンダの赤ちゃん誕生 白浜のパンダの赤ちゃん、元気いっぱい成長中!白浜の「アドベンチャーワールド」で、昨年11月22日、ジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生。今回初めて中国人研究員が立ち会わないという、これまでにない状況下での出産に成功した。元気いっぱいで生まれた赤ちゃんは、母親のラウヒンとスタッフに愛されながら順調に成長。生後3か月で春を迎える頃にはよちよちと歩き始めるとか。一般公開は未定だが、お披露目のときまで、youtubeやinstagramなどのSNSで配信されるパンダの赤ちゃんの愛らしい様子を眺めておこう。



【わかやまパンダ大使 岡本玲さん】 パンダファミリーがのびのびと暮らすアドベンチャーワールド。昨年11月に通算して17頭目となる赤ちゃんが誕生。和歌山生まれでパンダ大使でもある岡本玲さんに、パンダの魅力についてインタビューしました!愛らしいパンダの赤ちゃん 白浜に会いに行こう!どんどん大きくなる赤ちゃんパンダは今だけ ―アドベンチャーワールドのパンダファミリーに、なんとまた赤ちゃんが誕生しましたね。 岡本さん まずは、ご誕生おめでとうございます。久しぶりに日本中が同じ気持ちで喜べる、素晴らしいニュースだと思います。しかもはじめは男の子だと報道されていたのに、じつは女の子だった、というサプライズもあって、もう日本中の注目の的ですね。 ―配信される動画も元気いっぱいですね。 岡本さん 毎日、ツイッターなどのネットで見て、幸せを分けてもらっています。今は実際に見に行くことがなかなか難しいので、配信は本当にありがたいです。スタッフさんたちの取り組みに感謝しています。お母さんパンダのラウヒンも、私が初めて会った頃はまだ小さかったのに、これほど子宝に恵まれるなんて、アドベンチャーワールドの歴史も感じられて感慨深いです。 ―岡本さんも幼いころからおなじみのアドベンチャーワールド、外せないポイントは? 岡本さん ホワイトタイガーもいるサファリワールド、ペンギンをはじめ、いろいろな海の動物を見られるマリンワールド、それに遊園地もあってファミリーからデートまで、それぞれの楽しみ方がありますが、イルカのライブを、ぜひご覧いただきたいですね。海を背景にしているので、自然を感じながら観ることができます。夕方の光が美しい時間帯がお勧めです。感動しますよ。 ―春の和歌山ならではの楽しみかたは? 岡本さん 豊かな自然を楽しむのがお勧めです。熊野古道の散歩など、お一人でも、ご家族でも和歌山ならではの、ゆったりとした時間を楽しんでいただけるはずです。もちろん、アドベンチャーワールドで、今しか見れないパンダの赤ちゃんに会うのは外せないでしょう。



【陸・海・空のさまざまな動物たちに出会えるアドベンチャーワールドへ!】 140種1400頭の動物たちが生き生きと暮らすテーマパーク。陸の動物が暮らすサファリワールド、海の生き物が暮らすマリンワールド、アトラクションやゲームコーナーがあるエンジョイドームなど、子どもから大人まで楽しめる。



【夏目漱石が歩いた軌跡をたどる】(和歌山市・岩出市) 日本を代表する文豪でありながら、人間の生き方を探求した思想家としての一面を持つ夏目漱石。和歌山行きを切望し、実現したのは明治44年(1911)。当時の県議会議事堂(現在の和歌山中央郵便局付近)で、「現代日本の開花」と題した講演を行い、それは後に、漱石の思想が最もよく語られたと評されている。和歌山での2日間、漱石は、観光開発が進めれていた和歌の浦に滞在。当時の風情と開発の様を、小説「行人」で「所にも似ず無風流な装置には違いないが、浅草にもまだない新しさが、昨今から自分の注意を惹いていた」と主人公に語らせている。この春、漱石が眺めた絶景や訪れた寺社仏閣、観光地として一世を風靡していたころの面影を残す旧跡を訪ねながら、文学の香りを感じる旅を楽しもう。 (モデルコース) 阪和自動車道・和歌山IC(車で20分)紀三井寺(車で5分)玉津島神社(徒歩5分)奠供山エレベーター跡(車で5分)片男波公園(車で5分)紀州東照宮(車で15分)和歌山城(車で30分)旧和歌山県議会議事堂(徒歩すぐ)道の駅ねごろ歴史の丘(車で5分)根来寺(車で5分)京奈和自動車道・岩出根来IC



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