熊野エリア
神々が住まう巡礼の地
古来より川や滝、巨岩に神が宿るとされ、自然崇拝を源とする信仰が根付いている熊野エリア。
信仰と祈りの文化の象徴とされている熊野三山（＝熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社）へ続く参詣道熊野古道や、野趣あふれる温泉も。
熊野に詣でるとは黄泉の国に往き、生まれ変わって現世に戻ってくる「よみがえりの聖地」とされています。
そんな神秘的な地でリフレッシュしませんか。
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那智山青岸渡寺の三重の塔と那智の滝（那智勝浦町）
世界遺産に指定されている寺院。如意輪観世音像を祀る本堂は豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しています。本堂の後方にある三重塔の上層階からは北に、日本一の落差を誇る那智大滝を一望できます。この塔を南側から観ると、那智の滝と並ぶ朱塗りの塔、という幻想的な姿をフレームに収めることができ、フォトスポットとしても大満足。
- 熊野那智大社スポット情報へ
- 649-5301和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山1
- 0735-55-0321（熊野那智大社）
- 那智山青岸渡寺スポット情報へ
- 649-5301和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山8
- 0735ｰ55ｰ0404（那智山青岸渡寺）
- JR紀伊勝浦駅から熊野交通バス那智山行き、25分で終点｢那智山｣下車すぐ
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神倉神社（新宮市）
熊野三山のひとつ｢熊野速玉大社｣の神を祀る神倉神社はパワースポットとしても名高いところ。権現山の中腹にあり、熊野権現がはじめて地上に降臨したという言い伝えもあります。天ノ磐盾（あまのいわたて）という険しい崖の上にあり、熊野古道の一部である538段の急な石段を登ったところにご神体であるゴトビキ岩が。心地よい汗をかいた後に眺める市街地と熊野灘のはるばるとした眺めは格別。新宮市随一のビュースポットといわれます。
- 647-0044和歌山県新宮市神倉1-13−8
- 0735-22-2533（熊野速玉大社）
- JR新宮駅から徒歩15～20分。熊野御坊南海バス黒潮公園前経由勝浦駅行き7分、｢神倉神社前｣下車すぐ
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大斎原（田辺市）
かつての熊野本宮大社は、熊野川、音無川、岩田川の合流点の中州にあり、参拝に訪れる人は歩いて川を渡り着物の裾を濡らして冷たい水で身を清め、詣でるのがしきたりだったそう。明治22年に起こった大水害により社殿の多くが流出し、500メートルほど離れた場所に熊野本宮大社は遷されましたが、｢神が舞い降りた｣と言い伝えられる大斎原や大鳥居が残るこの地には今もパワースポットとして多くの人が訪れ、春は桜の名所となっています。
- 647-1731和歌山県田辺市本宮町本宮1
- 0735-42-0009（熊野本宮大社）
- JR紀伊田辺駅からバ熊野本宮線本宮大社前行き約2時間、｢大斎原前｣下車すぐ
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熊野の山並み（田辺市）
蘇りの地とも言われる熊野には救いを求めて多くの人が訪れます。その道は険しいものの、苦行の果てに悟りが開かれるとされています。熊野古道には初心者でも歩きやすく日帰りできるコースも。折り重なる様に連なる山々を眺めていると、悠久の時間の流れに身をゆだねている様な気持ちになります。多くの人々が祈りを捧げ行き交った歴史の道は今も変わらず山を繋ぎ、聖地に通じています。
- 和歌山県田辺市中辺路町高原
- 0739-64-1470（熊野古道館）
- JR紀伊田辺駅から龍神バスまたは明光バス｢本宮大社｣方面行きバスで約50分、｢栗栖川駅｣バス停で住民バス乗換「高原霧の里前」下車すぐ。※住民バスは月・木のみ運行で予約制。
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とがの木茶屋（田辺市）
標高の高い中辺路にある神社「継桜王子（つぎざくらおうじ）」は、奥州藤原氏の藤原秀衡（ひでひら）が熊野詣での際に夫人が出産した男児を洞窟に残し参詣の旅を続けたものの、赤子が気に掛かり、桜の枝の杖を地面に突き刺して赤子の無事を祈ったという伝説のある場所。境内には樹齢800年を越える10本ほどの杉の木の枝がみな同じように南にある熊野那智大社に伸び、｢一方杉｣として親しまれています。継桜王子の隣にある｢とがの木茶屋｣は茅葺きで、江戸の佇まいを残す茶屋。地域住民のあたたかなおもてなしで旅の疲れを癒やしては。
- 646-1401和歌山県田辺市中辺路町野中393
- 0739-64-1470（熊野古道館）
- JR紀伊田辺駅前から龍神バスまたは明光バス｢本宮大社｣方面行きバスで約1時間20分、｢野中一方杉｣バス停から徒歩20分。
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仙人風呂（田辺市）
川湯温泉の名物、川のせせらぎを聞きながらお風呂に浸かれる大露天風呂が｢仙人風呂｣。川底から湧く73℃の温泉に、大塔川の清流を引き入れて湯温を調整しています。周囲はよしず張りの囲いだけ。青空も、満点の星空も見上げながら解放感いっぱいの温泉を楽しめると好評です。11月から2月のみの限定。降雨量などにより利用できない場合があるので、念のため電話で事前確認を。
- 647-1717和歌山県田辺市本宮町皆瀬川
- 0735-42-0735（熊野本宮観光協会）
- JR線新宮駅より熊野交通バス川湯温泉行き1時間、｢ふじや前｣バス停徒歩すぐ。
一度は訪れたいと思っていた聖地・熊野。
参詣道からのはるかな景色を眺めながら歩くと
神々の気配を感じる。
山深い自然の美しさを見つけに行こう。
アクセス
JR新大阪駅からJR紀伊田辺駅まで約140分、もしくはJR紀伊勝浦駅まで約240分。JR名古屋駅からJR新宮駅まで約205分。関西国際空港から日根野駅で乗り換えJR紀伊田辺駅まで約100分、もしくはJR紀伊勝浦駅まで約200分。羽田空港から南紀白浜空港までJALで約75分、JR白浜駅経由でJR紀伊勝浦駅まで約90分、もしくはJR紀伊田辺駅まで約15分