「サマータイムレンダ」とは・・・
和歌山市に実在する離島・友ヶ島をモデルとした、「日都ヶ島」が舞台のSFサスペンス。
およそ三年半にわたり「少年ジャンプ+」で連載され、累計閲覧数 1 億 3,000 万回を誇る人気作で、
メインキャラクターの「小舟 潮」は和歌山市初となる「和歌山市アニメ観光大使」にも就任しています。
TVアニメでも印象的に描かれる、登場人物の和歌山弁や和歌山ならではの名産品、美しい景色の数々……
そんな魅力たっぷりの和歌山の観光情報を、本ホームページのために特別に書き下ろしたイラストとともにご紹介します!!
聖地友ヶ島へ
桟橋に下りれば
そこはアニメそのままの世界
廃墟と自然が溶け合う聖地
友ヶ島は、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の 4 つの無人島の総称。
このうち最も大きい沖ノ島へは加太港のフェリー乗り場から約 20 分とアクセスも抜群。船に乗ったとたん、『サマータイムレンダ』の世界が始まります。
島めぐりは約 3 時間の徒歩コース。
幻想的な砲台跡や海沿いの松の木など、慎平たちが見た風景がそのまま広がります。
友ヶ島の松
友ヶ島の沿岸部に多く自生するクロマツ。
島の気候も相まってかノビノビと育ち、様々な大きさに枝葉が広がり繁茂している。
野奈浦桟橋前の広場には、特に太く背の高いものが立ち並ぶ。
昭和25年から瀬戸内海国立公園区域に指定されている沖ノ島は、法律によって木々の伐採が厳しく制限され、豊かな自然が守られている。
CLOSE
第三砲台跡
第3砲台跡は、友ヶ島における最主力砲台であり、島内の他の第1・第2・第4・第5砲台とともに、明治政府が紀淡海峡防備のため、由良地区(淡路島)および友ヶ島・加太・深山地区(和歌山市)に築造した由良要塞の一つの砲台であった。
すり鉢状の砲座から360度の全周射界をもっていたことや、独自の発電所や看守衛舎があったことも特徴的である。また、地上部から階段を使って砲座下部の地下施設に入ることができる。この地下施設には、砲弾貯蔵庫や揚弾装置などが設けられており、実際に見学することが可能。
保存状態がよく、ほぼ施設全体を見学することができるが、場所によっては暗いところや足元が悪いところがあるため、懐中電灯があれば、より詳しく見学することができる。
CLOSE
友ヶ島案内センター
友ヶ島の玄関口となる桟橋横にある案内所。島内の案内MAPなどがおかれている。
CLOSE
第一砲台跡
第1砲台は、紀淡海峡に面する友ヶ島西端の断崖上にある同地区最初の砲台であり、友ヶ島―淡路島間を通過する敵艦を砲撃することが目的としていた。
現在は、友ヶ島灯台に隣接している第1砲台だが、砲台ができた当時は灯台の位置が今とは違い、第1砲台からの砲撃の邪魔になるとのことで、灯台の位置を現在の位置に移転させたという逸話が残っている。
砲台の両翼には観測所跡があり、この観測所から海峡を見つめ、敵艦の位置を把握し、砲弾発射角度の指示を出してた。全国の要塞跡の金属部品は、終戦後くず鉄として持ち去られてしまうケースが多く見られが、この観測所においては、奇跡的にほぼ原型に近い形で現存している
CLOSE
第二砲台跡
第2砲台は、紀淡海峡を通過し大阪湾に侵入しようとする敵艦に対して真横から砲撃を加えるべく設置された「要撃砲台」であった。紀淡海峡は大阪湾への侵入経路として一番広い瀬戸であるため、対岸に構築されている淡路島由良地区の砲台群と一体となり、敵艦を挟み撃ちにする目的で友ヶ島西端北寄りの海岸沿いに築かれた。現在でも第2砲台跡裏の海側に出ると、淡路島由良地区が望め、由良要塞の全体像がうかがえる。
第2砲台は海岸低地に設置されているため、敵艦の砲撃をまともに受ける可能性が高く、砲身が露出する箇所以外は、厚さ2mもあるコンクリート壁で覆われていた。
現在は、台風の波風などで浸食され壁が崩れ落ち、危険な状態であるため、立入禁止となっているが、砲台跡の外からでも、ここでしか見ることのできない景色を見ることができる
CLOSE
作品紹介
ストーリー紹介
「潮が死んだ—。」
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、
2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。
家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。
しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。
翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。
時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。
「自分にそっくりな”影”を見た者は死ぬ。
影に殺される—!」
さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして……!?
紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、
時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける—!
キャラクター紹介
網代慎平
幼馴染である小舟潮の葬儀に参列するため、2年ぶりに故郷の日都ヶ島へ戻ってきた17歳の少年。
幼い頃に両親を失い小舟家で育ったため、潮や澪とは家族同然の付き合い。
自身の状況を客観的に”俯瞰”しようとする癖がある。
小舟潮
フランス人である父譲りの金髪が印象的な、日都ヶ島に住む17歳の少女。海で溺れたしおりを
助けようとして、海難事故で命を落とした。幼馴染である慎平のことが好きだが、想いは伝えられていない。
小舟澪
潮の実妹で、高校1年生。
運動が得意で水泳部に所属しており、肌は日焼けしている。
姉が亡くなったにも関わらず、帰ってきた慎平に対して明るく振る舞うなど、健気な一面を持つ。
南方ひづる スーツと眼鏡、長い黒髪が印象的な、長身の女性。とある理由で14年ぶりに島を訪れる。
菱形窓
慎平の幼馴染で親友な、17歳の少年。
日都ヶ島唯一の病院「菱形医院」の長男であり、医者を目指して勉強中。
正義感が強く、潮の海難事故の現場に居合わせながらも防げなかったことを悔やんでいる。
過去に2回、澪に告白してフラれている。
菱形朱鷺子
窓の実妹で、高校1年生。
頭脳明晰で成績は学年トップだが、体が弱く運動が苦手。
澪とは幼馴染で仲が良く、同じ高校に通うクラスメイト。