特集 世界遺産 熊野・熊野古道

熊野は、川や滝、巨岩に神が宿るとして崇める自然崇拝を起源とし、「よみがえりの地」として、人々の心を癒やす特別な地。中でも、「熊野三山」、「熊野古道」、「那智の滝」は、フランスで最も権威ある旅行ガイドでも高い評価を受け、世界的にも有名な地となりました。熊野詣は日本人の旅(巡礼)の起源ともいわれ、古人の想いを辿り歩くように、現在でも多くの人が訪れます。“わざわざ旅行する価値がある”と評された熊野の魅力に迫りましょう。

※通行止め情報についてはこちらをご覧ください。

熊野古道イラストマップ

熊野・熊野古道の見所

熊野三山

「熊野三山」とは、「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の3社と「那智山青岸渡寺」1寺の総称です。それぞれに異なる自然崇拝を起源に持つ独立寺院でしたが、平安後期の神仏習合で本地仏が与えられたことと、熊野参詣道中辺路を通じて互いに勧請できるようになったことから、「熊野三所権現」として広く信仰されるようになりました。鎌倉以降は庶民にも広まり、その様子を「蟻の熊野詣」と表現されました。

日本人の旅の原点

「観光」は中国の経典にある「観国之光」(他の国へ行き、良い点を見て学んでくる)からきています。日本の観光のはじまりは「巡礼」の旅であり、熊野詣が起源といわれています。大自然に囲まれた熊野は、古くから神々が棲まう聖地として崇められ、熊野へ詣でることで、来世の幸せを神々に託すという信仰が生まれました。平安・鎌倉時代には、誰をも平等に受け入れる熊野三山の話題が日本中に広まり、上皇、武士、庶民と、多くの人が厳しい道のりを越え熊野を目指しました。

トレッキング

熊野は、トレッキングを楽しむのにもピッタリです。熊野三山へと続く参詣道「熊野古道」には複数のルートがあり、どのコースにも違った見どころがあるので、何度でも挑戦できます。修験者や参拝者が通った道を歩きながら、遥かなる歴史に思いをはせるのもよし、自然が育む美しい花々や景色を堪能するのもよし。体力向上やストレス発散にもオススメです。便利な熊野古道マップを片手に、思い思いの熊野トレッキングを楽しめます。

おすすめコース紹介

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発心門王子~熊野本宮大社

約6.9km

熊野本宮大社の神域の入口とされる「発心門王子」から大社までのコース。ガイドツアーもあり、熊野古道No.1の人気コースです。

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大門坂~那智の滝

約2.7km

「熊野那智大社」「那智の滝」へと続く、石畳の大門坂を歩くコースです。 南紀勝浦温泉街からのアクセスも良く、歩きやすい人気コースです。

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小雲取越

約13.0km

大雲取越に比べれば、比較的アップダウンが少なく、木立の中、快適なトレッキングをお楽しみいただけます。

熊野・熊野古道の特集コンテンツ

熊野古道・高野参詣道を歩くモデルプラン

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された高野・熊野は「パワースポット」としても注目されています。

高野巡り・熊野古道 街道マップ

和歌山県内の熊野古道や参詣道、ウォークコースをご紹介しています。

高野山・熊野を愛する100人の会

『高野山・熊野を愛する100人の会』を通して『紀伊山地の霊場と参詣道』の価値の継承とさらなる魅力を国内外に発信します。

熊野古道の新たな魅力100選

世界遺産・熊野古道の絶景、四季、動物の営み、自然、文化とっておきの見どころを探して、旬の熊野古道を巡ります。

熊野・熊野古道の人気スポット

那智山青岸渡寺

現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建、国の重要文化財に指定されています。

那智の滝

熊野本宮大社

熊野三山の一つで熊野の奥地に鎮座する元神的存在。かつて「熊野坐神社(神のいます場所)」と号されていました。

熊野速玉大社

熊野三山のひとつで、朱塗りの鮮やかな社殿です。境内にそびえるご神木・なぎの木とともに、今も人々を癒す聖地です。

熊野那智大社

体験

四季の特徴

秋は熊野古道トレッキングに最適で、紅葉を眺めながら楽しめます。熊野古道沿いは常緑樹が多いですが、「とがのき茶屋」付近は、紅葉とわらぶき屋根の案内所がマッチした人気のスポットです。

南方にありながら深い山々に囲まれている南紀は、冬になると各地で雪景色が楽しめます。標高1300mを超える「護摩壇山」などでは、早朝に見事な樹氷を見ることもあります。また、熊野の冬は温泉が外せません。「川湯温泉」では、冬季限定で露天風呂の「仙人風呂」がお目見えします。新年を迎えるなら、「熊野本宮大社」がオススメです。本殿の戸が開かれる元日の午前2時~4時の間に詣ると心願成就するといわれています。

梅の花が終わると、各地で桜が花開き、本格的な春の訪れを祝います。「熊野本宮大社旧社地」の「大斎原」でも、鮮やかな桜が咲き乱れますが、背後から「本宮大社」を見下ろす「七越峰」も有名な桜の名所です。もう一つの春の風物詩と言えるのが、毎年4月15日に行われる「熊野本宮大社例大祭」です。それが過ぎると、四方の山が新芽をまとう、新緑の季節へ移ります。爽やかな色をした草木が立体感を増し、自然の息吹を感じます。

紀伊山地は多雨地帯のため、梅雨時期は雨が木々をうるおして、山々に生命力がみなぎります。蓄えられた雨水は清流となって生き物を育て、夜はホタルが山を照らします。マリンレジャーも人気ですが、熊野といえば火祭りです。「八咫の火祭り」では、炎の神輿と時代行列に、奥熊野太鼓演奏や熊野八咫踊り、八咫花火が有名です。「那智の扇祭り」では、白装束の男たちが那智の滝前で大松明を抱えて「ハリヤ!」と叫びながら行き交います。

アクセス情報

主要都市からのアクセス方法

主要都市からのアクセスについてはこちらをご覧ください。

南紀白浜空港からのアクセス方法

南紀白浜空港からのアクセスについてはこちらをご確認ください。

高野山と熊野三山。ふたつの世界遺産を巡るバス

和歌山県が誇る二大聖地、世界遺産「高野山」「熊野三山」を繋ぐ便利なバスが運行しています。詳しくはこちらをご覧ください。

よくある質問

熊野古道へはどうやって行けばよいのですか?

アクセス自体は車の方が便利なのですが、各熊野古道へは基本的に電車かバスで行くことになります。バスや電車は本数が少ないので、公共交通機関の運行時間のチェックは事前に確認してください。また、和歌山県が作成する各ルートマップの下部に、具体的なアクセス方法が記載されていますので、そちらも併せてご確認ください。

日帰りでも大丈夫ですか?

初めて熊野古道を訪れる方や半日だけ楽しみたい方向けに、時間にして約1時間~2時間半ほどで楽しめるコースもあります。

熊野古道のルートマップはありますか?

各コース毎にルートマップを作成しています。詳細はこちらでご確認ください。

年間の平均気温と降水量について教えてください。

東京と比較して、年間の平均気温についてあまり変わりませんが、降水量は年間を通して多い傾向にあります。
中辺路(田辺市周辺)については、こちらを参考にしてください。

どんな服装・持ち物で行けばいいですか?

季節や気温に合せたハイキングの服装でお越しください。
◎靴・・・履き慣れたトレッキングシューズ、滑りにくい靴底の運動靴やウォーキングシューズなどでお越しください。スパイク付の靴や底の硬い靴は、道を傷め、雨水により土が流出してまいますのでお控えください。
◎持ち物・・・リュックサック(ハイキング用のデイパック)、雨具(レインウェア、折りたたみ傘、ザックカバー)、帽子、飲み物、常備薬、そのほか個人的に気になるもの(カメラ、行動食、朱印帳など)
※夏季は日焼け止め、虫除け、汗拭きタオル、熱中症対策グッズなど
※冬季は防寒グッズ、重ね着用の上着など

現地ツアーや語り部(ガイド)はありますか?
宿泊するところはありますか?また、テント泊はできますか?

熊野古道沿いには宿泊できる温泉宿や民宿等があります。宿が少ないコースもあるので事前にご確認の上、出発してください。
また、テント泊の行為は原則禁止はされていませんが、文化財保護法等に抵触する可能性のある火を扱う行為や熊野古道を傷つける行為(ペグ打ち等)等はお控えください。また、参詣道の殆どが山の中の道です。野生動物等(クマ、イノシシ、スズメバチ、マムシ等々)に遭遇する可能性も高いので注意してください。

荷物搬送サービス・コインロッカーはありますか?

荷物搬送サービスを実施している事業者があります。詳細はこちらを参考にしてください。また、コインロッカーについても限られた場所ではありますが、各エリア毎にあります。詳細はこちらを参考にしてください。

コンビニ・自動販売機・トイレはありますか?

歩くコースによっては全くないところもあります。歩くコースをこちらで事前にご確認いただき(マップ上にコンビニ・自動販売機・トイレ・道の駅等を示しています)、計画的にお楽しみください。

バスはありますか?

バスはありますが、本数が少ないので、事前に時刻表を確認しながら計画的にご利用ください。こちらにまとめられているので、参考にしてください。

駐車場はありますか?

各人気のコースに行く場合の駐車場は下記の通りです。
発心門王子~熊野本宮大社コース
 熊野本宮大社前の世界遺産熊野本宮館、河川敷駐車場等に駐車し、バスで発心門王子まで向かいます。

大門坂~熊野那智大社コース
 大門坂駐車場に駐車し、大門坂入口より歩きます。熊野那智大社から大門坂駐車場へは路線バスで戻ることができます。
※上記以外のコースを歩かれる場合は、和歌山県観光連盟(073-422-4631)までご相談ください。

食べるところはありますか?

歩くコースによっては全くないところもあります。事前にお弁当等を持参するか、歩くコースをこちらでご確認いただき(マップ上にコンビニ・道の駅等を示しています)、計画的にお楽しみください。

どのコースがおすすめですか?

はじめて歩く方から、トレッキング愛好者向けの中・上級コースなどをこちらで紹介しております。

押印帳はありますか?

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のウォーキングを楽しむアイテムとして、“押印帳”をご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。

熊野エリア

大自然のパワーあふれる世界遺産「熊野古道」と「熊野三山」を含み、歴史ある温泉も名物のひとつです。

和歌山市近郊エリア

大阪に近い和歌山市は、江戸時代の史跡や日本らしい名勝地を楽しめます。海の幸や和歌山グルメも人気です。

高野山エリア

真言宗の総本山「高野山」エリアは、豊かな自然と荘厳な寺院が共存する厳かな雰囲気が漂います。

有田・日高エリア

県央に位置して、海と山の恵みを受ける風光明媚な土地です。特産品のみかんやクエなどの食も満喫できます。

白浜・串本エリア

関西を代表するマリンリゾートです。レジャーのほかに、太平洋の偉大さを感じる絶景スポットも楽しめます。

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