南紀熊野ジオパークとは?見どころや魅力を徹底解説!
数多くの優れた自然や文化を体験できる南紀熊野ジオパーク。こちらの特集では、「ジオ(大地・地球)」を背景とした絶景や体験、温泉、グルメなど、南紀熊野ジオパークならではの見どころや魅力、その楽しみ方などを徹底解説します!

南紀熊野ジオパークとは?
南紀熊野ジオパークは、上記地図のとおり、和歌山県新宮市、白浜町、上富田町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町及び奈良県十津川村の一部の10市町村にまたがるエリアを指し、プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地、それらが作る独特の景観、温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、そしてそこから生まれた熊野信仰や筏流しなど、数多くの優れた自然や文化を体感できるエリアです。
南紀熊野ジオパークは2014年に日本ジオパークとして認定されました。
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ジオパークとは?
地球科学的意義のあるサイトや景観が、保護・教育・持続可能な開発のすべてを含んだ総合的な考え方によって管理され、1つにまとまったエリア。日本には47地域のジオパーク(そのうちユネスコ世界ジオパークは10地域)、世界には229地域のユネスコ世界ジオパークが存在しています(2025年6月時点)。
※より詳細は下記リンク先をご覧ください

プレートが出会って生まれた3つの大地
南紀熊野は、プレートの沈み込みに伴って生み出された異なる3つの地質体(付加体、前弧海盆堆積体、火成岩体)を見ることができるジオパークであり、それらが作る独特の景観を楽しむことができます。 また、近くを流れる黒潮の影響を受け、温暖湿潤な気候のため、多種多様な動植物が生息しています。 さらに、滝・巨石・大木などをご神体とする自然信仰、そこから生まれた熊野信仰や、急峻な渓谷ゆえに発達した筏下りなど、優れた文化がたくさんあり、世界遺産にも登録されている文化的景観とジオパークならではの絶景などを同時に楽しむことのできる貴重なエリアとなっています。
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南紀熊野ジオパークについて詳しく学ぶならまずはここ!南紀熊野ジオパークセンター
南紀熊野ジオパークセンターは、南紀熊野ジオパークの情報発信や調査研究の拠点となる施設です。センターでは、紀伊半島の大型立体模型に火山の噴火など迫力ある映像を投影するプロジェクションマッピング、大地のでき方を再現する体験装置、館内ガイドによる河川の実験などで、南紀熊野の大地の成り立ちや自然の不思議を楽しみながら学ぶことができます。

南紀熊野ジオパークの絶景スポット
南紀熊野ジオパークには、広大な自然・大地を背景とした絶景スポット、写真映えスポットがたくさん!ぜひお気に入りのスポットを見つけてください!
- 橋杭岩
- 高さ約15メートルの大小約40の岩塔が約850メートルにわたって一直線に並ぶ、神秘的なスポット。南紀熊野ジオパークを代表する絶景です。
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- 古座川の一枚岩
- 清らかな古座川の川淵にそそり立っている、高さ100m、幅500mの1枚の大きな岩。春には桜、秋には紅葉と、四季折々にさまざまな表情を見せてくれます。
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- 円月島
- 島の真ん中に円月形の穴が開いていることから「円月島」と呼ばれ、白浜のシンボルとして親しまれ、美しい夕陽が見られるスポットとしても人気です
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- 千畳敷
- まるで畳を千枚敷けるような広い岩盤であることから、その名が付けられたと言われる千畳敷。壮大な景観を堪能できる絶景です。
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- 三段壁
- 千畳敷の南海岸に位置する三段壁は、南北約2kmにわたり広がる高さ約50mの壮大な岩壁。三段壁に打ち寄せる波しぶきは圧巻で、迫力ある光景を楽しめます
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- 富田川の潜水橋
- 富田川にかかる橋で、柵が無いことが特徴。洪水を繰り返す富田川では、柵をなくすことで増水時に橋にかかる抵抗を少なくする工夫がなされています。
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- フェニックス褶曲
- 折りたたまれるように曲がった地層(褶曲)が観察できます。
※フェニックス褶曲を見学する場合は、ガイドの帯同が必須となります(事前予約制)。 - もっと見る
- 古座川の潜水橋
- 古座川にかかる橋で、柵が無いことが特徴です。柵をなくすことで増水時に橋にかかる抵抗を少なくして、橋が被害を受けにくいような工夫がされています。南紀熊野では富田川などでも潜水橋がみられます。
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- 北山村の筏下り
- 山から川まで標高差600m以上もあるV字谷を流れる北山川では、観光筏下りが行われており、岩を避け、流れを読みながら、筏師が巧みに筏を操る躍動感とともに眺める景色はまさに絶景です。
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- 大門坂
- 古くから多くの参詣者を迎えてきた熊野古道の中でも、当時の趣を色濃く残す大門坂(世界遺産)。全長約500mの苔むした石畳の道は、樹齢800年を超える老杉に囲まれ、神秘的な雰囲気に包まれています。
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- 神倉山のゴトビキ岩
- 熊野の神が初めて地上に降臨した場所とされ、神倉神社(世界遺産)の御神体となっているゴトビキ岩。538段の急峻な石段を登ったところにあり、登頂後に見下ろす市街地と熊野灘の眺めは、新宮市随一のビュースポット。
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南紀熊野ジオパークの魅力を動画で紹介!
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