高野山への表参道、町石道を歩く!空海が開いた祈りの道へ
聖地高野山への表参道である町石道(ちょういしみち)は、弘法大師空海が高野山を開山して以来、信仰の道とされてきました。
その道しるべとして約109m毎に建てられたのが「町石」で、高さ3mを超す五輪塔形の石柱が、壇上伽藍を起点として慈尊院まで180基、弘法大師御廟まで36基建てられています。
その8割以上が鎌倉時代に建立されたもので、今なお昔の面影を残しています。
本コースは歩行距離は約21km、標準歩行時間は約6時間半、参拝などを含めた標準所要時間は8時間前後かかります。
そのため、健脚向きのコースと言えますが、弘法大師空海の息吹を感じながら本格的な登山を楽しめる絶好のコースですので、皆様ぜひお越しください。

なお、詳細なウォークマップは下記をご参照ください(ウォークマップは途中の上古沢駅で2コースに分割して掲載しています)
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 所要時間
- 約6時間25分(歩行時間に休憩時間は含まれていません)
- 移動手段
- 徒歩

九度山駅(くどやまえき)
トイレあり
真田庵
戦国武将真田家ゆかりのお寺です。境内には真田昌幸が神様として祀られた真田大権現があり、ほかにも、真田を詠った芭蕉の句碑や、幸村が雷を封じたとされる雷封じの井戸などがあり、真田を感じることのできるお寺となっています。また、このお寺自体は、延命子安地蔵尊が祀られ、地域にも親しみの深いお寺です。また、5月には町の花であるボタンが数多く咲き乱れ、人々の目を楽しませています。
- 住所
- 伊都郡九度山町九度山1413
- 電話番号
- 0736-54-2218
慈尊院(じそんいん)
古来より女人高野として知られる寺院
弘法大師空海が高野山を開創する際に表玄関として創建された寺院。ここは高野山一山の庶務を司る政所としての役割を果たし、高野山への宿所や冬期の修行の場ともされていました。当時の高野山は女人禁制であったため、弘法大師の母は高野山を訪れようとした際に入山できず、ここ「慈尊院」に住まわれました。弘法大師は高野山から20数キロもの山道を下り、月に9度母を尋ねたことから、この地名は「九度山」と称されるようになりました。
慈尊院は「女人高野」ともいわれ、高野山が女人禁制だった時から多くの女性が参拝した歴史があります。現在でも、子宝、安産、育児、授乳、良縁、病気平癒を願って、乳房型の絵馬を奉納する女性が多く訪れています。弥勒堂横に鎮座する約100体ものお地蔵さまにもぜひお参りしてみてください。
- 住所
- 伊都郡九度山町慈尊院832
- 電話番号
- 0736-54-2214
- 営業時間
- 8:00〜17:00
展望台
歩いてきた街並みと紀の川沿いに広がる市街地の景色を一望できる展望台。ベンチもあり、休憩にもぴったりです。
雨引山分岐(あまびきやまぶんき)
雨引山との分岐。曲がらず真っすぐ進みましょう
六本杉
137町石を過ぎた後に現れる分岐。丹生都比売神社への分岐にもなっている場所です。
古峠(ふるとうげ)
峠にちょうど124町石が立っています。ここから上小沢駅へ向かうことも可能です。
二ツ鳥居
途中トイレあり
笠木峠(かさぎとうげ)
高野山は高地で寒冷な気候であり、急斜面なども多かったため、食物の栽培に適しておらず、生活に必要な物資は麓の集落から運ぶ必要がありました。
高野山に続く道路が舗装されるまでの長年の間、人々は町石道のような狭い道を通って山を登るしかなく、その中でも笠木峠は道中の重要な中継地であり、近くの笠木村の住民は、人夫や案内人として生活必需品や奉納する品を運び、労働力を提供しました。
矢立(やたて)
トイレあり
笠木峠から3km弱歩き、国道370号を渡って到着するのが矢立です。トイレやベンチ・茶屋もあり、一息つくのにぴったりの場所です。
Column
矢立茶屋の焼きもち
矢立にある矢立茶屋では、高野山花坂名物のやきもちを購入することができます。
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字花坂618-1
電話番号 0736-56-5033
営業時間 9:30~17:00
定休日 火曜

袈裟掛石(けさかけいし)
弘法大師空海が袈裟を掛けて休息をしたと言われている石。
この石から先は高野山の清浄結界とされています。
大門
12町石手前から始まる最後の急坂を登って辿り着く大門。
高野山の入り口にそびえる朱色で鮮やかなこの門の高さはなんと25.1メートル。
歩いて辿り着いた後に見るこの大門の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
壇上伽藍
密教の曼荼羅世界が広がる神聖な空間
壇上伽藍は、弘法大師空海が高野山を開山した際に最初に整備した場所です。817年に弟子たちと共に建立し、完成には十数年から20年の歳月がかかりました。この場所は「弘法大師ゆかりの地」として信仰の中心となっており、密教の世界を表す胎蔵界曼荼羅を象徴しています。参拝の際は時計回りに進むことが推奨され、境内には高野山の総本堂「金堂」や、密教のシンボルとして建てられた朱塗りの「根本大塔」、弘法大師が住んでいた「御影堂」などを見て回ることができます。特に根本大塔は、その美しい姿と重要な役割から多くの参拝者に親しまれています。
- 住所
- 伊都郡高野町高野山152
- 電話番号
- 0736-56-2468














