ソフトクリームに山椒!?古民家カフェで味わう名産品「ぶどう山椒」スイーツ
和歌山県有田川町。この地域は昔から、山椒の町として知られています。棚田百選に選ばれた「あらぎ島」の近くにある古民家カフェ「kado」。ここでは、地元の名産品「ぶどう山椒」を組み合わせた衝撃的なスイーツが揃っています。今回は、カフェのオーナーと農家の方に、ぶどう山椒の魅力について紹介してもらいましょう。

ナビゲーター:古民家カフェkado(カド)店主 永岡 初美(ながおか はつみ)さん
古民家カフェkadoの永岡初美さん。地元特産の『ぶどう山椒』を山椒ソフトクリームや山椒チャイなど、珍しいメニューで提供しています。あらぎ島を訪れる多くの観光客の方に、ぶどう山椒を知ってほしいと、実家をリノベーションしたこちらのカフェ。有田川町をよく知る案内人です。
1.古民家カフェkado
あらぎ島の風景に調和するような、昔からのものを残した店内にしたくて、建具など古くから受け継がれてきたものを利用しています。訪れる方が『ほんわか』と心和むお店を目指しました。
山椒と言えば、『うなぎにかける』『小粒でぴりりと辛い』というイメージがあると思いますが、『どんなものにでも幅広く使える』、辛さより『爽やかな香り』が特徴です。
一番人気は「山椒ソフトクリーム」。山椒はミルク系統や油系統によく合います。クリームの中には山椒の葉のペーストを練り込み、その上からミルで山椒をふりかけます。まずは香りから楽しんでもらえたらうれしいです。」
山椒シロップを炭酸で割った山椒スカッシュ。「山椒の実を漬けたシロップが入って少し甘さがある中で、底に留まっている山椒を噛むと、より一層、山椒の爽やかさが楽しめます。」
乾燥の山椒、乾燥の生姜、唐辛子、葉肉桂をブレンドして紅茶と混ぜた山椒チャイ。「仕上げに粉山椒を振りかけて、優しい味のチャイに仕上げています。辛いか心配される方もいますが、香りが良く、まろやかで飲みやすいお茶です。」
町内の生産者の山椒製品も販売。「この地域を、地産の山椒で盛り上げていきたいです。」
2. 山椒農園「きとら農園」
地域の山椒文化を牽引し、共に盛り上げる山椒農園の一つ「きとら農園」は、有田川町遠井で、山椒の栽培から加工まで、全て自園で行っています。
ぶどう山椒は、山椒の品種のひとつです。有田川町遠井は、ぶどう山椒の発祥の地。「江戸時代の後期に、ある方の庭先で突然変異したものを、代々、接ぎ木しながら増やしてきたと伝わっています。発祥の地だからこそ生産できる国内最高品質の山椒の製品を日本に広めていきたいです。」
原材料を選別に選別を重ねた粉山椒 「原材料の選別を繰り返し、一番いい状態のものだけを粉に挽いています。世の中にぶどう山椒の商品はたくさん出ていますが、高品質なものは少ないので本物を味わってもらいたいです。」
3. 山椒農園「かんじゃ山椒園」
「かんじゃ山椒園」はもともと山椒を栽培しており、現在は加工、販売まで一貫して行っている農園です。時期によって、収穫体験なども行っています。
「自然に直接触れることで自分だけのビュースポットを見つけられるかもしれません。そんな楽しみ方をしてくれると嬉しいですね。」
古民家カフェ「kado」と併せて立ち寄りたい周辺のおすすめスポット
山椒スイーツと併せて、この町周辺の魅力的なスポットも楽しんで。
あらぎ島は、日本の棚田百選に選ばれた和歌山を代表する絶景スポットです。蛇行する有田川に囲まれた扇形の棚田は、日本の原風景を象徴する風景として多くの人を魅了しています。春はみずみずしい緑、秋は黄金色に輝く稲穂、冬は凛とした静寂に包まれ、季節ごとにまったく異なる表情を見せてくれます。さらに朝焼けや夕焼けの時間帯には、空の色を映し込んだ写真が撮影できることも。色々な季節に訪れて、ぜひご自身のカメラに収めてみてください。
湯浅の醤油 有田川町に隣接する湯浅町は、醤油発祥の地。重要伝統的建造物群保存地区にも指定された、醸造の香り漂う街道を散策し、醤油や金山寺味噌などのお土産を探してみてはいかがでしょうか。
有田みかんは、和歌山県有田地域で栽培される日本を代表するブランドみかんです。温暖な気候と水はけの良い段々畑で育ち、甘みと酸味のバランスが抜群。濃厚なコクと薄い皮も特徴です。周辺の直売所には甘くてジューシーなみかんや濃厚なみかんジュースがずらり。お土産にも人気です。
永岡さんからのメッセージ
「『山椒は苦手』という人もソフトクリームなら爽やかな香りを堪能して笑顔になります。2歳くらいのお子さんから高齢の方まで、山椒に苦手意識のある人も含めてもっともっとたくさんの人に、味わってもらえたら嬉しいです。」


























