観光情報誌「紀州浪漫」2023年 秋号 Vol.86

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和歌山県観光情報誌「紀州浪漫」2023年秋号Vol.86



感性と知性を刺激する味覚



豊穣の秋を満喫するなら、ガストロノミーをテーマに、味覚と知性に響く刺激的な和歌山旅を。食はその土地の風土や歴史、文化に深く根差している。豊かな自然風土に恵まれた紀の国では、古くから農業や漁業が営まれ、多くの名産が生まれた。清らかな水を利用して日本人の食生活には欠かせない醤油が誕生し、熊野古道・高野山を取り巻く山間部では保存食が発展。紀州徳川の安定した治世の元では、酒造りが栄えた。 また近年では わかやまジビエ が注目されるなど、郷土色豊かな独自の食文化が育まれている。美食をそのルーツごと探訪すれば、味わい深さもひとしおだ。 古くて新しい“わかやまジビエ”



木の国と呼ばれた和歌山では、豊かな自然に多くの野生動物が生息し、鹿や猪が山間の貴重な食資源となってきた。時は移って現在。フレンチの伝統料理であることやヘルシーということから、ジビエがブームとなった。和歌山県では わかやまジビエ として取り組み、注目を集めている。 フレンチ界の巨匠、吉野建シェフがオープンしたガストロノミーレストラン。伝統的なフランス料理の手法を継承しつつ、和歌山の食材やジビエを盛り込んだ、この店ならではのフレンチを提供している。調理場を仕切る松本真平料理長は産地を積極的に訪問。農家や漁師との交流や収穫の手伝いなどを通して新たな食材と出会い、新メニューの着想を得ることも多いのだとか。鮮度と処理の技術が味を左右する猪や鹿も、信頼のおける生産者だからこそ質の高い素材を供給できる。「シーズンである晩秋から冬にかけては1コースに数皿のジビエ料理ということも珍しくありません」と松本料理長。ジビエ肉は初めてという方こそ、オテル・ド・ヨシノで厳選素材を使ったジビエメニューを堪能してほしい。



ふるさとの味をつなぐスローフード



地産地消や郷土に根付いた食文化を大切にするスローフードは、和歌山と相性がいい。変化に富んだ県土が豊富な産物を育み、地域色豊かな食文化を生んだ。農家に伝わる家庭料理や、熊野地域で忙しい山仕事の合間に簡単に食べられるお弁当として広まった寿司など、郷土食を楽しむスローフード旅へ出かけよう。



紀州の郷土食、クエを食らう



幻の高級魚、クエは和歌山が誇る名物!脂乗りが良く甘い白身も、プルンとしたゼラチン質も絶品だ。クエの町・日高町では、江戸時代から続いた奇祭 クエ祭 を行うなど食と文化が結びつき、「天然クエ料理」が観光資産として優良県産品にもなっている。10月からのシーズンを狙って出かけたい。



生産者の誇りとこだわりが息づく“梅”



生産量、品質ともに日本一と言われる和歌山の梅。400年にわたり高品質な梅を育み、南高梅を生んだ「みなべ・田辺の梅システム」は世界農業遺産に認定されている。さらに和歌山では、県内で基準を満たして製造された梅酒を「和歌山梅酒」として (地理的表示)認定。世界ブランド化に向けて動き出している。



美味しい湯浅



風情ある町屋や白壁の土蔵が立ち並ぶレトロな路地を歩けば、醤油の芳香が鼻をくすぐる町、湯浅。鎌倉時代から続く醤油醸造の技術を脈々と受け継ぎ、『最初の一滴』醤油発祥の地 『紀州湯浅』として日本遺産にも登録された。醤油はユネスコ無形文化遺産『和食』を形づくった基盤。その発祥の地で、美味と歴史情緒を満喫しよう。今では珍しい伝統製法の手作り醤油や、醤油の誕生に深く関わる金山寺味噌など、おいしいお土産も外せない。



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