豊臣家ゆかりの和歌山旅!~豊臣家ゆかりのスポット巡りに最適!おすすめ宿3選も~
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』で注目を集める豊臣家ゆかりの地。 和歌山には、秀吉と秀長の足跡が残るスポットが数多く点在しています。豊臣家ゆかりのスポットとその周辺のおすすめ宿泊施設も紹介します。歴史ロマンあふれる旅へ出かけてみませんか。

兄秀吉の命により弟秀長が築城した「和歌山城」
和歌山城
紀州徳川家の居城として知られる「和歌山城」ですが、その始まりは豊臣秀吉の命を受け、弟の秀長が虎伏山の頂に築いた城なのです。日本三大連立式平山城の一つで、大天守最上階からは和歌山市街や紀伊水道を一望できる絶景が広がります。築城当時は短期間での完成が求められたため、自然石をほとんど加工せず積み上げる「野面積み(のづらづみ)」が採用されました。石垣には、和歌山特有の「紀州青石」や、別用途の石を転用したものも見られ、急ピッチで築かれた当時の様子が今も石垣に刻まれています。城主の変遷とともにその時代の技法が重ねられた石垣は、和歌山城の歴史を物語る見どころの一つです。豊臣家ゆかりの地を巡る旅の中でも、外せないスポットです。
Column
岡口門
「岡口門」は国の重要文化財に指定されている門で、空襲を受けても焼失せずに残った、旧藩時代の貴重な門です。秀長が和歌山城を築いた当時は、現在の「岡口門」が正門である「大手門」とされていました。その後、城主が浅野家に変わった際には大手門が一の橋側へ移されましたが、岡口門も引き続き重要な門として機能していました。紀州徳川家の時代には、城の拡張に伴い現在の岡口門の姿へ整備されたと考えられています。長い歴史の中で役割を変えながらも、岡口門は今もなお当時の姿を伝える貴重な建造物です。

和歌山城の歴史を学ぶなら「わかやま歴史館」へ
わかやま歴史館
和歌山城を訪れる前に立ち寄りたい「わかやま歴史館」。この施設では、和歌山城と和歌山市ゆかりの先人にスポットをあて、実物資料や映像を用いてわかりやすく紹介しています。 失われた建築物が多い和歌山城ですが、館内では江戸時代後期の天守閣・本丸・二の丸・西之丸などの外観をVRで再現した「よみがえる和歌山城」を見ることができます。見学前に体験すると、当時の姿をイメージしながら城内を巡ることができるためおすすめです。また、和歌山城の歴史文化を学べる「わかやまの歴史絵巻」では、雑賀衆の時代や紀州平定、和歌山城築城など、テーマごとに絵巻に沿って紹介しています。
- わかやま歴史館
- 「わかやま歴史館」は和歌山城の豊富な史資料を展示しているほか、江戸時代の和歌山城をVRで再現した「よみがえる和歌山城」の上映、市…

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和歌山城周辺のおすすめスポット
お天守茶屋でほっと一息
和歌山城の歴史に触れた後に、天守閣の目の前にある休憩スポット「お天守茶屋(おてんすちゃや)」でほっと一息しませんか。自家製黒蜜ときなこを使った手作りの「お天守団子」や、梅を練りこんだ「紀州梅うどん」、「有田みかんゼリーソフト」など、和歌山ならではのメニューを楽しめます。 併設のお土産店では御城印も販売しており、「豊臣兄弟」にちなんだ「和歌山城御城印」も人気です。天守閣の見学後にぜひお立ち寄りください。
● お天守茶屋(おてんすちゃや)
和歌山市一番丁3天守閣前
TEL:073-488-7640
営業時間:10:00~17:00
定休日:無休(荒天時は休み)
駐車場:あり(有料)
アクセス:「わかやま歴史館」または「和歌山城大手門」より徒歩約10分
「VENTOTTO」で季節のフルーツタルトを
「VENTOTTO(ヴェントット)」は、和歌山県を中心に全国から厳選した季節の果実を、タルトやパフェで楽しめる人気カフェです。 おしゃれで落ち着いた店内で、ゆったりとした時間を過ごせます。おすすめは、旬の果実をふんだんに使ったタルトやみかんの蜜を使用したチーズケーキ。季節ごとにラインナップが変わるため、何度訪れても新しい味に出会えるのが魅力です。和歌山城の散策後に立ち寄って、季節のスイーツをゆっくり味わうのもおすすめです。
● VENTOTTO(ヴェントット)
住所:和歌山市十二番丁9 リヴァージュ十二番丁ビル1F
TEL:073-488-5726
営業時間:12:00~18:00(LOは17:00)
定休日:不定休
駐車場:なし
アクセス:「わかやま歴史館」または「和歌山城大手門」より徒歩約6分
秀吉も訪れ、歌を詠んだ「和歌の浦」
和歌の浦
万葉集にも詠まれ、和歌の聖地としても知られる「和歌の浦」は、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」にも認定されています。潮の満ち引きによって干潟が現れては消え、四季折々に多彩な風景を楽しめる景勝地です。紀州を平定した秀吉もこの地を遊覧し玉津島を参詣して歌を詠んだと伝わります。「打出て 玉津島より なかむれは みとり立そふ 布引の松」秀吉が詠んだこの歌は、古代から続く和歌の浦の美しさを今に伝えるものです。また「和歌山」という地名は、秀吉が「和歌の浦」にちなみ、築いた城を「和歌山城」と名付けたことが由来とされています。秀吉は「和歌山」の名付け親なのかもしれません。豊臣家ゆかりの歴史と、万葉の時代から愛されてきた景勝地の魅力を感じられるスポットです。
観海閣(かんかいかく)・妹背山
観海閣は、和歌浦を愛した徳川頼宣が建てたとされる水上楼閣です。頼宣がここから紀三井寺を遥拝したとも伝えられています。入り江に浮かぶ船や、名草山の端にかかる月を眺める絶好の場所として親しまれました。1963年には鉄筋コンクリート造りで再建され、60年近くにわたり市民にも親しまれてきましたが、老朽化が進んでいたため、江戸時代後期の姿にならい再建が行われ、2026年3月に新たな観海閣としてオープンしました。水面に映る景色とともに、ここから望む和歌浦や名草山の眺めはまさに絶景です。潮風を感じながら、万葉の時代から愛されてきた「和歌の聖地 和歌の浦」の美しさをゆったりと味わってみてはいかがでしょうか。
和歌の聖地「玉津島神社」
「和歌の聖地」玉津島神社
玉津島神社は、「和歌三神」の一柱(ひとはしら)である和歌の名手・衣通姫尊(そとおりひめのみこと)をお祀りする神社です。古くから文人たちに愛され、聖武天皇の玉津島行幸に随行した歌人・山部赤人らが詠んだ歌が『万葉集』に収められたことから、「玉津島」は「和歌の浦」とともに万葉の歌枕として都人の憧れの地となり、玉津島神社は“和歌の聖地”として知られるようになりました。紀州を平定した秀吉も、和歌の浦を遊覧して玉津島を参詣し、歌を詠んでいます。貴族や知識階級が憧れ続けた「和歌の浦」「玉津島」で和歌を詠むことで、自らの教養と権威を公家たちに示したともいわれています。万葉の時代から続く風景と、秀吉や多くの文人墨客を魅了した歴史が息づく、「和歌の浦」を象徴する神社です。
うさぎと玉津島神社
玉津島神社では、衣通姫尊とともに息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后(じんぐうこうごう)もお祀りしています。神功皇后が海外に軍をおすすめになられた時、稚日女尊(わかひるめのみこと)が非常な霊威をあらわされたことから厚く尊崇され、後に卯の年・卯の月に当社に合祀されました。古来より”幸運をもたらす神の使い”といわれてきたうさぎと深い縁で結ばれています。境内にはうさぎの神紋が見られ、授与品にも可愛らしいうさぎモチーフが用いられており、「幸福うさぎ御くじ」が人気です。また、境内は四季折々の植物に彩られ、どこか親しみやすい温かさを感じられるのも玉津島神社の魅力です。
周辺のおすすめ宿
萬波 MANPA RESORT
萬波 MANPA RESORT は、和歌の浦の岬に佇む、全室オーシャンビューの絶景宿。宿一番の自慢はお食事。雑賀崎など近隣の港で水揚げされた新鮮な海の幸や、熊野牛の灰干しなど、和歌山ならではの厳選食材を使用しています。2025年には、薪火調理を楽しめる半個室レストランもオープンし、より特別感のある食体験ができるようになりました。館内には、和歌の浦で唯一の露天風呂を備え、海を間近に感じながら旅の疲れを癒せます。フリードリンク付きのラウンジやフォトスポットなど、館内の設備も充実しています。歴史ある景勝地・和歌の浦の魅力と、海の幸を味わえるおすすめの宿です。
1200年の時を刻む空海開創の聖地「高野山」
豊臣家と高野山
高野山は弘法大師・空海が開いた真言密教の聖地であり、世界遺産にも登録されている日本仏教の中心地です。戦国時代、豊臣秀吉は対抗勢力には容赦なく、紀州攻めの際には雑賀衆を制圧するため「粉河寺」や「根来寺」を焼き討ちにした記録が残っています。高野山も同様に焼き討ちの対象とされていましたが、その計画を思い止まらせたのが、武家出身の僧侶・応其上人(おうごしょうにん)でした。応其上人は秀吉に対し粘り強く交渉を重ね、高野山の存続を訴えました。その巧みな説得により、秀吉は焼き討ちを撤回し、むしろ高野山を庇護(ひご)する立場へと転じていきます。その後、秀吉は応其上人を深く信任し、高野山復興の体制づくりにも協力しました。
また、秀吉は亡き母・大政所の菩提を弔うため「青巌寺(せいがんじ)」を建立しました。この寺院は明治時代に隣接する興山寺と合併し、現在の総本山・金剛峯寺となっています。正門には、豊臣家(羽柴時代)の家紋である「五三桐」が今も掲げられ、その由緒が記されています。
現在の金剛峯寺は江戸末期に再建された建物ですが、その内部には、秀吉の甥・豊臣秀次が自害したと伝わる「柳の間」が再現されています。秀次は秀吉の養子として関白の座に就きましたが、秀吉に実子が誕生すると次第に疎まれる存在となり、高野山へ出家した後に自害へと追い込まれたと伝えられています。
このように、高野山と豊臣家は戦国の動乱期を通じて深い縁で結ばれており、その歴史は現在の伽藍や寺院のたたずまいにも色濃く残されています。
豊臣家墓所がある「奥之院」
奥之院
奥之院は、壇上伽藍と並ぶ二大聖地のひとつで弘法大師が今もなお瞑想を続けていると伝わる高野山信仰の中心地です。参道には多数の供養塔や墓石が立ち並び、皇族・公家をはじめ、法然や親鸞など各宗派の祖師、さらには戦国武将の名まで刻まれています。高野山と深い縁を結んだ豊臣秀吉、弟・秀長をはじめとする豊臣家の墓所もあり、供養塔と墓石が静かにたたずんでいます。御廟橋から先は撮影禁止の聖域で、山内でもひときわ厳かな空気が漂う場所です。
周辺のおすすめ宿
蓮華定院(れんげじょういん)
蓮華定院は、真田昌幸・幸村父子が仮寓(かぐう)した歴史ある寺院で、現在は宿坊として宿泊できるお寺です。創建は鎌倉時代初期で、寺内では真田家の家紋「六文銭」を随所に見ることができ、戦国武将ゆかりの歴史に触れられるのも魅力です。宿泊者は朝のお勤めや阿字観(あじかん)といった高野山ならではの修行体験に参加できます。また、お部屋でゆっくりと自分と向き合いながら行う写経体験も人気です。広間での夕食と朝食は、季節の野菜を中心とした精進料理がいただけます。自家製のごま豆腐や山菜など、盛り付けも美しい料理が並び、身体にやさしい味わいを楽しめます。歴史と静寂に包まれた空間で、心身を整える宿坊体験をしてみてはいかがでしょうか。
秀吉が寄進した日本一の大鰐口がある「那智山青岸渡寺」
那智山青岸渡寺
西国三十三所観音霊場の第一番札所として知られる那智山青岸渡寺は、熊野那智大社とともに神仏習合の霊場として栄え、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。本堂(重要文化財)には如意輪観音が祀られ、現在の建物は天正18年に秀吉が弟・秀長に命じて再建したものです。堂内に掛かる日本一の大鰐口(直径140cm)には「豊臣秀吉奉納」と刻まれており、豊臣家の子孫繁栄や国家安泰を願った秀吉の思いが今もなお残っています。また、2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』を記念し、大鰐口の特別御朱印も授与されています。
周辺のおすすめ宿
熊野別邸 中の島
中の島は、熊野灘に浮かぶ“島そのものが宿”という特別なロケーションが魅力の温泉宿です。那智湾に囲まれた静かな島に建ち、船でのみアクセスできるため、訪れる瞬間から非日常の体験ができます。館内には、海と一体になるような眺望が広がる源泉かけ流しの露天風呂をはじめ、湯めぐりを楽しめる多彩な温泉が揃います。波の音を聞きながら浸かる湯は、贅沢です。客室からは熊野灘の雄大な景色を望むことができ、朝夕で変わる海の表情を眺めながら、ゆったりとした滞在を楽しめます。夕食には、地元で水揚げされた新鮮な海の幸や、紀州の食材を使った会席料理をいただけます。
豊臣秀吉・秀長ゆかりの史跡から、万葉の時代から愛されてきた景勝地、そして和歌山ならではの美食や温泉まで!和歌山には、歴史や自然、そして人々の祈りが重なり合う魅力的なスポットが数多く点在しています。2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』をきっかけに、豊臣家の足跡をたどる旅へ出かけてみませんか。歴史ロマンあふれる和歌山をお楽しみください。
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