JR芳養駅からすぐの芳養大神社ではイチョウの大木が大きく枝を広げ、秋には葉が黄金色に輝いています。芳養一里塚跡、牛の鼻を過ぎると右手に海が見えてくるのでそのまま、天神崎を目指します。海上鳥居が立つ目良漁港を過ぎると道は細くなり、岩礁が広がっています。天神崎は豊かな自然が保護された岬で、引き潮の際に岩礁に溜まった水が鏡のように空を映す、ウユニ塩湖のような絶景撮影スポットです。潮垢離浜の記念碑が立つ公園は、かつて熊野三山へ向かう参詣者が海水で身を清めた重要な場所。町へ向かうと石の道標が熊野古道の歴史を伝えています。紀伊田辺駅前の交差点から鬪雞神社に向かう参道へ入れます。
歩行距離 約8.2km
約2時間30分 ※歩行時間に休憩時間は含まれていません。
難易度:★
芳養王子
芳養川の河口に位置する王子社。現在は芳養大神社となり、産土神として崇敬されている。秋はイチョウの黄葉が見事です。
元嶋神社の海上鳥居
元島に鎮座する神社に向かって海上に立つ鳥居。潮の干満で変化する光景を天神崎にほど近い堤防から眺められます。
天神崎
田辺湾の北に突き出た天神崎は平らな岩礁が広がる場所。引き潮で、雨風がなく条件がそろうと、まるでウユニ塩湖のような絶景が撮影できるスポットです。
潮垢離浜の記念碑
児童公園の中にある記念碑。このあたりはかつて出立浜と呼ばれ、熊野参詣の旅人が身を清めた潮垢離場がありました。
道分石
北新町に立つ道標で、熊野古道中辺路と大辺路の分岐点。「左くまの道」「すくハ大へち」「右きみい寺」と記されています。
鬪雞神社
熊野三山の別宮として熊野信仰の歴史を伝える古社。神社の名は平家物語にも描かれた壇ノ浦合戦の鶏合せの故事に由来しています。
はしづめ
田辺のご当地グルメ・江川のちゃんぽんを味わえる店。焼きそばとうどんの麺を鉄板で香ばしく炒めたボリューミーな一品です。
鈴屋菓子店
大正時代創業の菓子店の名物・デラックスケーキ。白インゲンのジャムをはさんだカステラを、ホワイトチョコでコーティングしています。
JR天王寺駅から特急くろしお号で約2時間、南部駅乗換え、きのくに線普通電車で約3分、芳養駅下車
JR紀伊田辺駅から、特急くろしお号で和歌山方面へ戻ります。
大自然のパワーあふれる世界遺産「熊野古道」と「熊野三山」を含み、歴史ある温泉も名物のひとつです。
大阪に近い和歌山市は、江戸時代の史跡や日本らしい名勝地を楽しめます。海の幸や和歌山グルメも人気です。
真言宗の総本山「高野山」エリアは、豊かな自然と荘厳な寺院が共存する厳かな雰囲気が漂います。
県央に位置して、海と山の恵みを受ける風光明媚な土地です。特産品のみかんやクエなどの食も満喫できます。
関西を代表するマリンリゾートです。レジャーのほかに、太平洋の偉大さを感じる絶景スポットも楽しめます。