熊野古道中辺路 ロングトレイルの歩き方 4日目 熊野本宮大社~熊野速玉大社・神倉神社(総歩行距離:20km(川の参詣道除く))
温泉で疲れを癒し朝を迎えたら、旅は新たなステージへ。この日は川の参詣道で熊野速玉大社を目指します。かつて上皇や貴族たちが舟を利用して熊野速玉大社を目指したように、熊野詣の伝統的なメインルートは、実はこの雄大な「熊野川」でした。水面から見上げる山々の圧倒的な高さ、川音だけの静寂。悠久の流れと一体になり舟に揺られると「熊野古道=歩く」という固定概念が良い意味で覆されるはずです。
川舟が出ている「川舟センター」までは各温泉地から20km弱程度の道路歩きとなりますが、バスも出ていますのでバス移動も選択肢の一つに。川舟センターからは舟に乗船。90分の舟旅の最後は、かつての参詣者たちがそうしたように熊野速玉大社の裏手にある河原「権現河原」へと上陸。河原から5分程度で熊野速玉大社に。朱色の鮮やかな社殿が美しい熊野速玉大社は「過去」を司る聖地。参ることで過去の罪や穢れが浄化されるとされています。そしてこの日の旅の締めくくりは、熊野の神々が初めて降臨したとされる「ゴトビキ岩」をご神体とする神倉神社へ。538段の石段を登った後に現れる巨岩と目の前に広がる新宮市街の絶景は圧巻の一言です。この日は新宮市街で宿泊と食事をお楽しみください。
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- 春
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- 所要時間
- 1日
- 移動手段
- 徒歩・川舟

川舟センター(道の駅「瀞峡街道 熊野川」)
熊野速玉大社
境内にそびえる樹齢1000年のナギ
鮮やかな朱塗りの社殿とともに、深い信仰を集める霊場として知られる熊野速玉大社。熊野三山のひとつで、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に登録されています。主祭神として祀られているのは、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ、イザナギノミコト)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)。境内には、天然記念物に指定されるご神木・樹齢1000年のナギの大樹があり、その荘厳な姿から長い歴史と神秘的なエネルギーを感じられます。
また、熊野神宝館には室町時代の蒔絵手箱や檜扇など約1,000点にものぼる国宝が保管され、その一部が公開されています。室町時代に足利義満公が奉納したと伝えられる調度品などの展示物は見ごたえがあり、日本の歴史の深さを感じさせる貴重な文化財の宝庫となっています。
- 住所
- 新宮市新宮1
- 電話番号
- 0735-22-2533
- 営業時間
- 【熊野神宝館】9:00~16:00
神倉神社
新宮の街を見守る巨岩を祀る神社
権現山(神倉山)の中腹に鎮座する歴史ある神社。熊野の神々が最初に降臨した聖地とされ、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもあります。
天ノ磐盾(あまのいわたて)という崖の上にあり、538段の急峻な石段を登ったところにある蛙の姿に似た巨岩「ゴトビキ岩」が御神体。熊野古道の一部であるこの石段は源頼朝寄進と伝えられ、悠久の歴史を感じさせます。
神社の石段は急勾配のため、運動靴での挑戦がおすすめ。登頂後に見下ろす市街地と熊野灘の眺めは、新宮市随一のビュースポットです。
毎年2月6日の夜に行われる火祭り「御燈祭(おとうまつり)」の舞台としても知られます。白装束に荒縄を締めた約2000人の男子が松明を持ち、山頂から急な石段を駆け下りる「火の滝」をひと目見ようと全国から多くの観光客が訪れます。
- 住所
- 新宮市神倉1-13-8
- 電話番号
- 0735-22-2533
本日の宿泊
本日の宿泊は新宮市内で。宿泊情報については下記をご覧ください






